完全に個人的な意見です。
最近ADHD、アスペルガー、HSP、発達障害、パニック障害などの単語が増えている気がします。
ざっくり説明すると
【ADHDの特徴】授業中、注意を持続することができない。忘れ物が多い。片づけが苦手。
大人の 「注意欠如・多動症(ADHD)」とは?特徴や治療を解説! | NHK健康チャンネル
【アスペルガーの特徴】周囲との交流が困難、限定的な興味の対象と日常生活のルーチン化が顕著
アスペルガー症候群とは…原因・特徴的な症状・診断法 [発達障害] All About
【HSPとは】人の言動に動揺しやすかったり、人の感情に自分の気持ちも左右されてしまったり、周囲の音、光、匂いなどが気になって仕方ない。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは?~HSPはうつ病になりやすい!?~|うつ病治療の新宿ストレスクリニック
このほかにも不安障害や自閉症、気分障害など、とにかく色々な名前がある気がします。
自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害、吃音(症)などが子供の時におこると発達障害と言われるわけですが…
ここまでくると逆に言うと普通の人ってなんだ?って感じがするんです。
少し忘れ物が多いだけでADHDでは?と言われたり、HSPだから生きにくいと嘆き…何かその病名みたいな名前があるせいで余計生きにくい気がするんですけど!と思うのです。
昔は「個性」で片づけられていたことがすべて病気にされている気がしてならないんです。
私もあてはめようとすればADHDですし、HSPですし不安障害です。
けどその病名があるからって何なの?とも思うのです。
その病名を出す事によって他人に自分の生きづらさを理解してもらおうと試みたくなる気持ちは分かるのですが、それよりも多くの人が適応出来ないような、無理をして行っている事を「当たり前」「常識」にしている世の中の方がやばいと思うんです。
注意力があり、忘れ物がなく、いつも整理整頓出来ている。
コミュニケーション能力が高く、色々な事に興味を持ち、人の言動に動かされることなく、自分の芯を持っている。
確かにそんな人は理想ですよ。
けどみんながそんな人になれますか?という話なんです。
そしてそんな人ばかりの世界で生きたいですか?という話なんです。
それに忘れ物が多いとか、注意力がないというのは誰と比較しているのでしょうか?
周りの人がたまたま忘れ物がものすごく少ないグループだったとしたら、年間10回忘れ物をしたらかなり多いと言われるかもしれません。
けど周りの人が年間100回忘れ物をする人たちだったら10回しか忘れ物をしないなんてかなりの優等生ですよね。
具体的に数値が決まっているわけでもなさそうですし、どうやって判断するんですかね?
また、私が一番心苦しいのは、親が自分の子供のことを発達障害ではないかと心配する事です。
「自分の子は発達障害かもしれない」と思うと全然普通の子でも発達障害と思われる所ばかりに目がいってしまうと思うんです。
ちょっと忘れ物をしただけで「やっぱりそうだ」落ち着きがないだけで「やっぱりそうだ」
そんな気持ちは確実に子供に伝わります。
周りの子と同じように育ってほしいという気持ちは分かりますが、子供なんて落ち着きがなくて忘れ物する生き物ですよ。
それをおとなしく椅子に座らせて勉強させてる方がどうにかしてると私は思うのです。
興味がある事にのめりこむなんてすばらしい事だと思うし、敏感な子ならば、そうそう危険な事もしません。
一人一人個性なだけだと思うんです。
それをわざわざ深刻な顔をして医者の元に連れていかれたら…
子供はそれこそ「今のままの自分じゃダメなんだ」「ありのままの自分じゃダメなんだ」と思ってしまうと思います。
そんなありのままの人間性を否定してなんだか訳の分からない「常識人」を作り上げている世の中が怖いな~と思うのです。
みんな違ってみんな良いなんて口では言いますが、実際はみんなと同じが一番と言うのが人間の性なのかもしれないと、そんなことを考えたのでした。