日本人からすると中国人はなんでもズバズバ言って、遠慮がなく、主張が激しいイメージを持っている人もいるのではないでしょうか?
しかしロシアの友達と比べるとやはり日本と中国は近い方だと思ってしまった。
そんな話です。
言葉の裏を読む中国人。言葉通りの意味で言ったロシア人。
ロシア人のアンナは中国語が堪能な長髪美女。
読み書きは苦手ですが、会話となればクラス1の力の持ち主でした。
そんなアンナが怒りながら私に話してきました。
店で新聞を買おうとしたけど、店員が「無い」って言うのよ。
だから「新聞は今無いだけなの?それとも永遠に無いの?(报纸是现在没有?还是永远没有?)」って言ったらものすごい怒ってきて。
きっと私が中国語を読めないと思って馬鹿にしているんだわ。
それを聞いた私。
そりゃまぁ怒るわな(*'ω'*)
きっと店主は「新聞もそろえられない無能な店」と言われたと思ったので怒ったのだと思います(笑)
「今日無いんなら、いつならあるんだバ~カ!」って感じですね。
けどアンナはただ単に「今無いのか、それとも、そもそも売って無いのか」を聞いただけだったのでしょう。
う~ん。これを説明するのは難しい…と思い結局伝えなかった自分。
それまたアジア人らしい(笑)
そんな訳で中国人と日本人の感覚はまだ似ているんだなぁと思ったのでした。
異文化理解力という本を最近読んだのですが、その中にコミュニケーションには2つ種類があると書いてありました。
1つはシンプルで明確なコミュニケーションを良しとする「ローコンテクスト」と、もう1つは、はっきりとは伝えずほのめかしたり、含みがあるコミュニケーションである「ハイコンテクスト」です。
残念ながら日本は世界の中でぶっちぎりのハイコンテクスト!
ちなみにローコンテクストNo1はアメリカです。
ですが、全世界から見ると中国もかなりのハイコンテクストで、ロシアもアメリカやオーストラリアなどに比べるとハイコンテクストで曖昧に話す部類だそうです。
そう思うと「今日無いのかそれとも永遠に売っていないのか?」と聞くより「ここでは新聞を売ってないの?」と聞く方が明確なので、アンナの言葉はまだ自分なりに配慮した言葉だったのかもしれませんね。
しかし、実際問題コミュニケーションをとる上では、ローコンテクストとハイコンテクストの会話よりもハイコンテクストに部類される者同士の会話の方が誤解を招きやすいそうです。
なぜなら暗黙の了解のルールが各国違うから!
そんな訳でハイコンテクスト同士が会話する場合は出来るだけ明確な言葉を使って話すのが良いという事が書いてある本でした。
非常に面白いので気になった方はぜひ読んでみてください(^^♪
仕事やっているとよく「そこんとこ、頼むよ」とかよく言われるんですが、「そこってどこ?」って感じに良くなりますね(笑)
もう少し暗黙の了解が無くなってほしい、しょぼえびでした。