えびおばさんの庭

姪っ子大好きえびおばさんが色々考えたことを書いてるブログ

四国一周計画②伊予北条~今治

先週に続き今週も四国一周の旅をすることにした。

理由は新しいトレッキングシューズを買ったので、最初から山ではなく、歩いて慣れさせようという考えからである。

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伊予北条から今治までGoogleマップで調べると28㎞とあった。

前回の13㎞の二倍以上である。

それでもかつて42㎞歩いたことがあるので大丈夫だろうという思っていた。

 

朝からダッシュ。愛媛は電車が本当に少ない!

私の家の最寄り駅は三津浜駅なのだが、当日時刻表をネットで調べてびっくりした。

なんと8時台は一時間に一本しかないのだ。

8時46分の電車を逃すと次は9時41分。

慌てて8時35分に家を出て、必死に自転車をこいだ。

しかし駅の目の前の踏切でつかまってしまい、まさかと思って走ってくる電車を見ると私が乗る電車ではないか!!

幸いその電車は駅に2分止まる電車だったらしくギリギリセーフで飛び乗った。

次回からはちゃんと前日に乗る電車を調べておくという勉強になった。

いやはや。この少なさには本当に驚くばかり…

 

伊予北条から道の駅「風和里」へ向かう

今日の天気予報は曇りのち晴れ。

午前中は雲が多くどんよりとしていた。

少し歩くと3つ子の山があった。f:id:ebi-nida:20210523153409j:plain

YAMAPで調べてみると右から恵良山、腰折山とあって最後の一つは名前が無かった。

なんか残念…

179号線と196号線が合流するところに

今治「28㎞」という看板を見つけた。f:id:ebi-nida:20210523153754j:plain

果たして無事にたどり着けるだろうか?ドキドキである。

f:id:ebi-nida:20210523153924j:plainしばらく歩くと目の前に海が広がった。

前回の時も思ったが、やはり海の近くを歩くというのは気持ちいいものである。

その海が綺麗ならなおさらだ。f:id:ebi-nida:20210523161134j:plain

道の駅の近くだからか、海岸には休憩するスペースがあった。

ここで足の小指に絆創膏を貼った。

どうも爪が隣の指にささって痛いのだ。

新しいトレッキングシューズに新しい分厚めの靴下という組み合わせがいけなかったのかもしれない。

とりあえず様子見しながら歩くことにした。f:id:ebi-nida:20210523161349j:plain

道の駅は反対側車線にあり、人も多そうだったので素通りした。

本当に歩くだけの旅となっている。

 

はまかぜ街道を歩く

f:id:ebi-nida:20210523161703j:plain道の駅から次の街までは海沿いを歩く気持ちのいいコースが続いた。

はまかぜ街道と言うそうで、歩道が海にそりだしているような道で所々に越波注意という看板があった。

f:id:ebi-nida:20210523161729j:plain写真だと分かりにくいが、下は海。

このグレーチングが劣化していて割れたら海まで真っ逆さまである。

なんとなく怖いので踏まないように歩いた。

今思うと松山市はいつまで続いているのだろう?と、思った矢先に今治市の看板を見つけた。

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山越の家を出て3時間歩き、それからさらに1時間40分歩いてようやく松山市から脱出した事になる。

何となく徒歩で市を抜けれた事に感動を覚えた。

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振り返ると来た道が遠くに見える。

人間の足って凄いなと思うばかりである。

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歩いていると度々この「四〇の道」という看板や石碑を見かけた。

「四国の道」と書いてあるらしいが国には見えずいつも「四国なんだろうけど、四国に見えない」と思いながら歩いていた。

ここから遍路の札所である延命寺まで5時間55分らしい。

私の目的地の今治駅はさらに先なので、相当遠い道のりになりそうだ。

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今回の行程ではトンネル内を歩かずにすんだ。

1回だけトンネルが出現してギョッとしたが、左側に回り込めば中を通らずに済んだ。

50mほどの短いトンネルではあったが、歩道が無かったので、中を歩かずにすんで本当に良かった。

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 さらに回り道をしたところにこんな祠もあって得した気分になった。

いつからある物なのか分からないが四国ではよく道端にお地蔵さんや石像、祠を見かけるので信心深い人がやはり多いのだろうかと思ってしまう。

 

瓦の町 菊間

次の集落に近づくにつれ、瓦工場が立ち並ぶようになった。

中には作品を外に展示している瓦屋もあり、面白かった。

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菊間瓦という名前で瓦が有名なところらしい。

特に鬼の形をした鬼瓦が有名だそうだ。

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この大きな鬼瓦風の作品は2代が力を合わせて作ったものらしい。

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この辺りの家の瓦はその瓦を使用しているのだろう。

門に立派な鬼瓦を置いている家もあった。

しかし家に瓦が使われることが減ったのか、活気はなく、長年出荷されずに放置されているであろう瓦も散見された。

少し寂しい気もするが、歩き旅でなければ見逃してしまう街の一面を見る事が出来て良かった。

 

突如現れる太陽石油のフレアスタック

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歩いていたらいきなり燃えていたのでびっくりした。

どうやら製油所があるらしい。

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道を歩いていると嫌でも目に入ってしまうので、別に興味があるわけでもないが、何枚も写真を撮ってしまった。

火を燃やしているところをフレアスタックと言うそうで、ガス処理施設、製油所などで出る余剰ガスを無害化するために焼却しているそうだ。

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近くまで寄ってみるとよくこんなものを作ったなと思うぐらいごたごたしている。

爆発しないでくれよ~と思いながら通ったが、近所に住んでいる人の方がよっぽどそう思っているであろう。

フレアスタックの火の燃える音はジェット機のエンジンのような音がして、中々うるさかった。

そこを過ぎて少ししたところに「からあげ持ち帰り からっと」という店があったので、お昼としてから揚げを食べる事にした。

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からあげモモ 5つ入りで500円だった。

唐揚げを食べていた時に端っこが割れて地面に落ちてしまったのだが、すかさず猫が来て落ちたから揚げをかっさらっていった。

なるほど地面が綺麗なわけである。

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からあげ5つご飯も無しに食べるのは少しきつかったが、意外とさっぱりしていておいしかった。

 

星の浦海浜公園で20㎞突破!

一回座ったからか、それともご飯を食べたからか体が重くなった。

どうやら歩くたびはあまり長く座ってたくさん食べない方が良いらしい。

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さらに日が照ってきてかなり暑くなったので、半袖になって歩いた。

寝坊したために日焼け止めを塗ってくるのを忘れたが、熱中症になるよりはマシだと思いそのまま半袖で歩いた。

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星の浦海浜公園でトイレ休憩をとった。

朝出発してからここまでトイレ休憩はゼロである。

お茶はすでに1リットル近く飲んでいたが全部汗となって出てしまったらしい。

 

ここで20㎞を突破し、残すところあと8㎞となった。

しかし、ここからがしんどかった。

 

足の痛みに耐えながらゴール

ここまでずっと196号線を歩いてきたが、ここにきていきなり「歩道終了」という無慈悲な看板が立ててあった。

仕方なく横に走っていた15号線を歩いた。

歩道はないが、車どおりも少なく、距離も短い為正解だった。

その後ふたたび196号線に合流したが、だんだん足の裏が痛くなってきた。

親指と人差し指の間の皮が浮かんできているようだった。

一瞬諦めることも頭によぎったが、あと少しなので絆創膏を貼り歩くことにした。

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溜池の傍で絆創膏を貼り、カロリーメイトを食べて再び歩き出した。

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さらに進むと延命寺の看板が見えた。

お遍路さんたちの目的地である。

しかし残念ながら全くもって寄り道して見ていこうという気にはなれなかったので、素通りした。

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今治駅3㎞の看板が見て喜ぶもあと40分歩かなければいけない事に絶望を感じつつ黙々と歩いた。

右足も左足も痛く、25㎞程度しか歩いていないのに情けなくて仕方なかった。

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今治駅が見えた時は、かなり嬉しかった。

正直過去に42㎞歩いた時よりも今回の方が辛く感じ、六甲山の山頂に行くよりも、伊吹山に登るよりも辛かった(笑)

思わず倒れこむように駅のベンチに座ったら隣にいた学生にびっくりされた。

 

焼き豚玉子飯を食べる為にまだ歩く

今治駅に着いて正直すぐにでも帰りたい気分だったが、会社の上司に焼き豚玉子飯という名物があると聞いていたので、どうしても食べたくて痛い足をひきずって食べに行った。

正直タクシーに乗りたいぐらいだったが、ケチ根性の方が勝ったし、昔東京ディズニーランドに家族旅行に行ってふらふらで歩けなくなり、ホテルまで乗せてってほしいと頼んだのに近いから歩いていけと断られた記憶があるので、日本のタクシーが嫌いでしょうがないのだ。

特に左足が痛く引きずるようにして歩いて焼き豚玉子飯発祥の店と言われる白楽天についた。

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着いたのが16時50分だったため、店の前で待機する羽目となったが、店の人が気を利かせてくれ、少し早めに店を開けてくれた。

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最初に「いまばりのやきぶたたまごめし!」と聞いた時に「なんだその強そうな名前は!?」と思ったがご飯の上にチャーシューが乗っていて、目玉焼きが乗っているものと思えばなるほど納得。

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疲れた体にご飯が染みわたるようだった。

が、焼き豚玉子飯は自分にとっては甘すぎてもっとしょっぱければいいのになと少し思った。塩辛い物好きの愛知県民だからしょうがない。

 

ご飯を食べ回復!と思いきや帰り道もまたしんどかった。

最後の最後に小指に巻いていた絆創膏がとれたのか爪がもがれたような激痛が左足の小指に走り出来る事ならケンケン足で帰りたいぐらいに痛かった。

三国志の関羽が麻酔なしで手術を受けた時はこんな痛みではなかったはずだ…!耐えろ…!と訳の分からい励まし方をして駅までどうにかたどり着いた。

駅に設置してあるエスカレーターがこんなにありがたかった事はない。

 

ホームのイスに座って靴を脱いでみると靴下に血がついていた。

まさか本当に爪がはがれたか?と思い靴下をおそるおそるめくってみたが、思ったよりも見た目はグロテスクではなく拍子抜けした。

 

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電車に乗って今まで歩いた道を眺めるのは中々気分が良いものだった。

こんなにたくさんの道を歩いてきたのだなとしみじみ思った。

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この日の歩数は42446歩だった。

家に帰ってしばらくは玄関の床に座り込んでいたので、相当疲れたのだと思う。

風呂に入ってから恐る恐る鏡を見ると案の定物凄い日焼けをしていた。

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前面がこの調子なら首側はもっと恐ろしい状態になっているに違いない。

日焼け止めは大事だ…

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汚~い足の裏だが、記録の為にすると、絆創膏の貼ってあるあたりの皮が円形に水膨れになっていた。

足の皮がむけているので水虫かと思い皮膚科に行ったが、汗でめくれるらしい。

そんなものなのだろうか。

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爪がもげたかと思ったぐらいの激痛だった小指は元から爪はないが、水膨れやタコが出来てなんだか良く分からない状態になっていた。

次の日に見たら水膨れでぱんぱんになっていたのでびっくりした。

次の目標は新居浜!

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今治までたどり着けたので、次の目標は新居浜だ。

歩くと約40㎞の距離だ。

今回の経験から

  • 20㎞ぐらい歩くのを続けていって様子を見る
  • 靴下は5本指にする
  • 絆創膏をあらかじめ貼っておく
  • 休憩中にストレッチをする

など対策が必要だと感じた。
また、歩き方に問題があるのかもしれないとも思い、ストレッチの本や体幹に関する本なども買ってみた。

ただの思いつきで始めた四国一周だったのに靴は新しくするわ、靴下を買うわ、絆創膏代がかかるわ、本も買うわで普通にかなりの出費になっている。

それでも菊間瓦のように新しい発見をしたり、何より人生的にも話のネタになるのでいくらかけても良いのかなと思っている。

そんな訳で足の痛みに懲りずにまだまだ続く…!