この本は非常に恐ろしい本です。
私のヤル気を著しく下げ、経営者不信にさせ、転職を考えさせた本です(笑)
けど、直視しなければいけない現実を直視させてくれた本でもあり非常にオススメなので紹介します。
タイトルは…どどん。
「会社というモンスターが僕たちを不幸にしているのかもしれない。」
なんてタイトルだよ!って思いますよね(笑)
この本は「100人いれば100通りの働き方がある」と考えているIT企業サイボウズの社長青野さんが書いた本です。
こんなタイトルですが、会社を選ぶ基準として非常に役にたつ情報が載っています。
では一体どのような内容なのでしょうか?
それは簡単に説明すると以下の3つです。
①みんな会社会社というけど、カイシャという人はそんざいしない。
②頑張って働いてもカイシャが何かを返してくれることなどあり得ない。返してくれるとしたら経営者。
③カイシャのブランドやイメージではなく、生身の人間である代表取締役が本当に信頼できる人なのかどうかを見極めないといけない。
この本を読んで自分が普段いかに曖昧に「会社」という言葉を使っていたか思い知らされました。
そして改めて代表取締役の事を振り返るきっかけになりました。
代表取締役を信頼できるか………?
信頼出来ない(笑)
もちろん悪い人では無いとは思うけど、そもそも何考えてるか分からないし、社内に問題があるのに放置。
けど給料だけは社員の数十倍貰ってる。
経営理念で社員の生活を守るとか書いてるけど「病気になっても代わりにやれる人がいないから無理して出てくる」「土日も夜間も関係なく電話がかかってきて対応しないといけない」そんな働き方をしている人がゴロゴロいて、この数年何も変わっていない。
ん?なんか…冷静に考えるとヤバくないか?この会社。
何のために頑張ってたんだ自分?
もちろんお客様の為と言いたいけど、自分がめちゃくちゃ頑張っても頑張らなくても給料は同じで…。
そんでもって会社が何を目指してるか分からない…。
上司は土日も構わず仕事をしていて、毎週飲み会続きで男性なのに腹が妊婦のようになっている…。
今まで見て見ぬふりしてきたモヤモヤが一気に噴出し頭の中が大混乱になりました。
学生の時、会社を選ぶ時に誰が「代表取締役を見なさい」と教えてくれたでしょうか?
けど、数年間社会人をやってきてこの本に書かれているように会社のトップを見て選ぶのは確かに正しいと思ったんです。
自分のやりたい事、自分の得意な事が活かせる職場に入ったってトップの方針が駄目なら無に帰します…
いくら良い商品だとしても無理やり買わせるような手法をとったり、詐欺まがいの金額で販売したりしてたら…楽しく仕事出来るでしょうか?
そして、そういう組織文化って自分だけでは中々変えられないんですよ。
その組織の文化をどのようにしていくかを考えて決めるのは代表取締役です。
一般社員がやろうとしたって会社の方針に潰されてしまいます。
代表取締役がどのような目標や夢を持っているか?社員へ対してどのように働いて欲しいと願っているか?
個性を大切に助け合ってやって欲しいと思っている代表取締役と、上司の言う事は絶対で、個人の考えや意見などどうでも良いと思っている代表取締役とどちらの下で働きたいでしょうか?
トップの意思はそれくらい重要なんですね…
ちなみにこの本を見てから自分自身取締役への評価が厳しくなり過ぎてそれはそれで可哀想だなとおもったのですが…
努力する姿勢すら見せない君たちも悪いんや!!!(怒)
と、言うことで仕事を探している人はぜひとも社長メッセージや創業時の思いなどを調べて見たほうが良いかもしれません。
ではでは。